2005-01-01から1年間の記事一覧

 買っていない本。

買っていない本に思いをめぐらせてみようとう企画です。気になっているけれど、湯水のように使える原資があるわけでもないし、だいたい買ったきりの本もたくさんたまっているので自制しているような本をあげつらってみようということです。まず最初は『デヅ…

雪に叫ぶ。

最初にことわっておくけれど、以下に続く話は、誰かに怒りをぶちまけたい、といった内容のものではない。かなりヘビーな道中記であるが、はじめからわかっていたこともあり、終始、無力感と徒労感に支配されていたため、ほとんど怒りという感情がわいてくる…

村上春樹とスプリングスティーン。

村上春樹がスプリングスティーンについて、これほど明るくかつ執心だったとは驚きだ。アメリカという国に対してつねに一定の距離感を保っているだけあって、ブルースの存在程度は気に留めているだろうとは思っていたが、『意味がなければスイングはない』の…

くるりの『NIKKI』。

残念ながら、くるりは、ぼくの蝕から少しズレてしまったようだ。いやそんなことはない、と思って、『NIKKI』を昼夜問わず、移動時間も含めて聞き込んでいるんだけれど、どうもピンとこない。昨晩もベッドで寝音として聞いていたが、少しいらいらしてきたので…

ボロボロにしたいPB。

ペーパーバックってのは、そもそも店頭に並んでいる時点でボロボロになっているわけだが、それゆえに、買った後でも、気軽に乱暴に扱うことへの抵抗がなく、気がついたらもっとボロボロになってしまって、それがまた良い味になっていたりする。丸めてコート…

このweblogについて。

スイッチング・コストを障壁に!という言い方はあるけれど、スイッチング・タイムが障壁、という言い方も許してもらえるだろうか。じつは、もう半年以上も前から、はてなへのBLOGの移管を検討しているのですが、どうも、スイッチングのため手間がとれなくて…

BURUTS、早稲田文学。

例によってテーマ名と体裁だけに衒われて「BRUTUS」恒例の映画特集を買ってしまったわけだが、確かに着眼的は面白くて、たとえば浅野忠信がチンギスハンとなる映画『MONGOL』を撮っているなんて知らなかったし、ソフィア・コッポラの『マリー・アントワネッ…

最良のBLOG。

なんの情報価値もないのだけれど、こんな広告でも垂れ流さなければ経費を贖えないのですよ、というのなら、あと100円か200円購読料金をあげてもらってもよいので、曳き船にのせられた偽芸術をのせるのはもうやめてほしい。って思ったけど、これはこれ…

いまはてなテスト移行中

はてなはどうかと思い、移行準備中。

高校生のため?いえいえ。

たとえば、エクリチュールとか現存在という言葉・概念を、いまの高校生諸君はクラブ帰りのコンビニなどで友だちとの会話に混ぜているのだろうか。時と場合によっては「頭のなかがカオスだ」とか「性的エントロピーが増大している」とは言ったりするかもしれ…

棚から牡丹餅。

のっぴきならないファミリ・アフェアにより、娘と一緒に大江千里のライブにいくことになった。ぼくも娘も彼のことはよくわかっておらず、このふたりの参入により貴重なチケットが入手できなかった人には申しわけない、って殊勝なことは、当日券も残っていた…

Go!Go!コンビニライフ

ローソンなら「炙りチャーシュー丼」、「かに玉の黒酢あん」に「牛丼」。セブンならみち子の空弁「焼きさば寿司」。なによりワン&オンリーな「富しげ こだわりの柿ピー*1」。am/pmなら「とれたてキッチンおこめサンド」で最近気になるのは今日から発売の「…

 団塊/団塊ジュニアのほんとのところ。

ほんとのところがどうか?というのはまあ別として、納得性の高い世代ラベリング2つ。 ひとつめは、5月11日付「日経流通新聞」の団塊ジュニアの調査から。よくよく読むと調査したのは『ファスト風土化する日本』(洋泉社新書y)の三浦展氏のカルチャースタ…

タカハシゲンイチロウ・グレーテストヒッツ!

あの「ポラーノ」と、この「ポラーノ」はどう違うのか?たまたま整理中の本棚からちくま文庫の『宮沢賢治全集 7』が発掘されたので、読み比べてみた。でも、いっこうにわからない。たとえば、この「ポラーノ」は、あの「ポラーノ」のどこかの一文をモチーフ…