素人の神保町日記。

▶12/1、7:30起床。▶コインランドリー。▶洗濯中にシャルマン(本店?)でモーニング。バイトもいなく、ちゃきちゃきのおばちゃんが忙しそうにあたふたしていた。二ヶ月ほど前にきたときは、モーニングもジャムか?バターか?みたいな選択肢があったような気がしたんだけれど、今日は有無をいわさずバタートースト&ハードボイルドエッグがでてきた。店に置いてあった読売と日経を読み比べ。圧倒的に日経のほうが面白い。雑誌の広告も充実している。▶コインランドリーに戻って乾燥40分。その間、矢作の『ロング・グッドバイ』。面白いことは面白いのだが、ときに文意がつかめなくなる余計な一文二文が挿入されているところがあり話がイメージできない。やっぱり『ららら科學…』なんかに比べて、書き飛ばしているからだろうか。▶いったん帰宅。宅配便をまちながら、仕事の整理。アウトラインプロセッサでTODOリストを作ってみると、少なくとも「連絡」しなければならないことはたくさんあることがわかる。▶宅配便が到着するも、2小口が泣き別れになっているようで、分かれたほうは15:00くらいの到着になるとのこと。時間指定をしていたので、これが例えば、ビジネスの場だと大クレームになるわはずだけれど、ドライバーがあまりにも気弱な感じで、泣きそうな顔をしてわびていたので、「困りましたねえ」以外の文句は言わず了承する。▶しかし、泣き別れをまっていられないので外出する。文化村通り店ブックファーストを通過し、神保町リベンジ。当然だけれど、土曜日はだいたいの店が開いている。▶とりあえず、日本特価書籍から。ほんとうに買いたい本は、新刊書店で新刊で、ほぼ発売されたタイミングで購入するので、この店に求めるのは2番手の本。たとえば島田雅彦の『佳人の奇遇』とか、高山文彦の『エレクトラ中上健次の生涯』とか。しかし、それが50円安程度なら、なにも、今日、いま、ここで、買わなくても、だよな。▶山陽堂、長嶋書店。もし、いま読み物が溜まっていなければ、みすずのなんかとかとか法政のなんとかとか、は買うのだろうけれど、気力体力の脆弱さを考えスルー。しかし、この2つ書店は要チェックです。▶矢口書店で『ユリイカ』のバックナンバー眺める。古書センターのワゴンながめる。▶靖国通りを渡り、めざすところは、初体験の「ダイバー」。ああ、こんな店だったんだ。なんかいい感じのような気もするが、10分くらい眺めるもなにがなんでもというような決定打はなくスルー。▶そろそろ、昼時。カレーか?と思っていたが、神保町素人がマップの準備もなくカレー屋を探すのは難作業であるため白山通りのわき道を徘徊せざるをえない。▶結局カレー屋よりビストロ的なところが目に付いたので、そういった店に入ろうかと思ってまさにドアをあけようとしたそのとき、蕎麦屋ふうの店を発見。結果的にこれが正解。蕎麦蔵「結」。大庄のチェーン店のようだけど牛とトントロの炭火焼定食のようなものはまあふつうに美味かった。蕎麦やのわりについていたミニ冷蕎麦は人並だったけれど。カウンターだったので、目の前でいろいろ炭火焼いていたが、さわらの西京焼みたいなのが油がボタボタ落ちてちょっと食べたくなったよ。昼焼酎なんか飲みながら、とも思ったけれど、ここ最近の酒への脆弱さを思いあきらめる。▶靖国通りを渡りなおして、しばしぶらぶら。店名は思い出せないが、いつもワゴンに、岩波文庫とか講談社学術文庫とかちくま&学芸文庫、講談社文芸文庫平凡社ライブラリーとか並べている店。シュタイナーの『人智学・心智学・霊智学』や『アフリカの印象』なんかを手にとり、まあきっと読めないだろうと思いあきらめる。▶三省堂書店。昨日から気になっていた『BRUTUS』のギター特集。この企画の着眼点に賛辞をおくりつつ、例によっての「中身薄さ懸念」からスルー。▶スピッツの本『旅の途中』がでていた。「『フェイクファー』はいまでも聞き返したくないアルバム…」なんて面白そうな記述もあり、ちょっとこれは買いかもしれないが、トータルバランスを考え今日はスルー。▶さらに足をすすめ、小宮山書店。スルーばかりもなんなので、結局『世界の十大小説』上下600円。▶〆は@ワンダー。ずいぶん疲れてきたのであっさりと。神保町でチェックすべき店がだいたい見えてきた。ような気がするけれど、まだダメなんだろうな。きっと。▶渋谷に戻りTUTAYAチャットモンチーの『生命力』を掴むも、キャッシャーの行列にうんざりして、あきらめ、いったん帰宅。▶『ロング・グッドバイ』と、貫成人の例のとってもうれしい新刊『ハイデガー』(あいかわらずすばらしい入り口)を読みながら午睡。▶20:00頃。夕食のため神泉方面へ。例の昼喫茶店バーで、カレーとビールとハードな酒を2杯ほど。関西圏出身の常連の人たちと、ああ茨高とか千里とか片山町の話をしながら22:00頃まで。▶帰宅し、バレーボールや初めての『SP』みながら、本読みながら、ネットみながら、うだうだうだうだ……。