◎071028-071103

◎071028_SUN:土日で片付けた仕事をもって日曜夜に東京移動。いまさらなんだけれど、休日の23時半を超えたあたりの井の頭線のひどいラッシュはなんなのだろうなと思う。もっとも平日だって変わらないし、朝だって変わらないし、東横線だって、丸の内線だって変わらないわけだけれど。このあたりは、関西圏とはまったく違う。いまさら言うまでもないことなんだけれどね。いや、荷物を持っていると堪えるなあと思って。
◎071029_MON:午前中、秋葉原のホテルでクライアントと打合せ。話は盛り上がり、現業だけではなく、一緒に勉強会をしようという計画に発展。そのときは知る由もなかったが、その後、この話は、現実的に拡がりちょっと頭が必要になってくる。昔お世話になった人へ連絡をとる必要があるかもしれない。帰社して、先の打合せの資料の修正と明日のミーティングのための資料づくりに没入。夜に、すでに書いたけれど、ABCで新刊を数冊購入。予定どおりとはいえ散在には違いない。ところで、こういう場所で、ジョン・アーヴィングについて、あまり話すことはなかったけれど、新しい『また会う日まで』を読み始めると、やはりぼくは、アーヴィングからも離れられないことがわかる。いま上巻の100ページ程度まできた、このロード・ストーリーは、すでに、たくさんの人物が入れ代わり立ち代り登場していて、タイトルの『また会う日まで』にこめられた本意を期待させる。少年時代のジャックが、皮膜に包まれたような朧な毎日のなかで、フラフラと揺蕩うさまも、なんか気持ちいい。これはひょっとして、かなり点数の高い小説になるかもしれないなあ。ってな話は、A-sideで書けばいいんだけれどね。
◎071030_TUE:午後からの打合せ用の資料を切迫しながら完了し外出。大人数が集まる会議のため、さほど重要でないことも紛糾する。終わってみれば、資料の修正は、それほど無理な内容ではなかった。夜は、またまた明日の別件打合せのための資料作成。なんとなく月曜日と火曜日は調子がよく、予想よりずっと早く24時くらいには完了。帰路、ずっと気になっていた神泉の喫茶店のような家庭的バーの前を通りかかると、客がひとりもいなかったので入ってみる。これまでは、その家庭的なコミュニティゆえの排他的なバリアに気おされていてなかなか最初の一歩を踏み込むことができなかったわけだ。店主とひとしきり、出身地や仕事や店のルールとか雰囲気のようなことを話していると、ひとり来客。見聞に違わず円形のカウンターで、ごく自然なコミュニケーションが交わされる。このあたりの話は、これからも、LifeLogに登場することになるだろうな。ビール2杯、25時すぎに退店。
◎071031_WED:朝は社内会議。昼から外出打合せ。とくに大きな課題は発生せず。帰社後は、金曜日の打合せのための資料作成。連日、資料ばかり作成しているが、具体的には3つのフェイズにわかれる。得意先の研修用のテキスト、商品のマーケティング・コミュニケーション企画書、事業計画概要書。当該の産業が全市場的に調子がよくないため、いろいろと策が必要だ。
◎071101_THU:もう11月ということに気づき、経営的にひるむ。午前中は横浜。かような形で、案件はコンスタントに受注しているのだけれど、貧乏性というか心配性なので、それだけでは耐えられない。11月は、新しいクライアントに向けて具体的な受注アクションを起こすことを絶対命題としよう。あと組織的な話とか教育の話とか。テーマが多すぎるので、集中できるサイズに切り分ける必要があるなあ。横浜からの帰路、都内に立ち寄り帰社。夜はまたまた資料づくり。ABCで、『伝わる!売れる!仕事によく効くデジカメ撮影術』マーケティングや広告のような仕事をする人にとって「デジカメ」「ムービー」「ブログ」は3大重要スキルになってきたような気がする。
◎071102_FRI:午前中は、午後からのミーティングに向けて、引き続き資料づくり。思えば、今週は毎日会議のために外出し、毎日会議のための資料を作っていた。ま、それが仕事なんだから当たり前の話なんだけどね。とはいえ、少しは瞑想する時間が必要だ。名古屋のクライアント電話で数回やりとりし、来週以降の予定をフィックスし、のぞみ153号に乗り込む。久しぶりのグリーン特典。前の席に座っていたのはきっと友近だ。朝に「とくダネ!」に出ていたもんな。
◎071103_SAT:午前中ティップネス。エアロをやっていると体力よりなにより記憶力が低下していることが如実にわかる。夕方、娘を塾に送っていく。ちょうど教室の真向かいにダイソー&スピードがあったのでふらっと入り、「BOWMORE12年」と、東京の家のメンテナンス用具など。あらためて、こんなの100円で売ってりゃ、仕事はだんだんしんどくなるよな、と思う。だから、といって、横並びで、かつものすごいパーセンテージで値上げするのもどうかとは思うけれど。

すみません

散財してしまいました。
◎『また会う日まで 上』(アーヴィング/新潮社)
◎『また会う日まで 下』(アーヴィング/新潮社)
◎『迷宮の将軍』(マルケス/新潮社)
◎『「三十歳までなんか生きるな」と思っていた』(保坂和志草思社
◎『ユリイカ 2007年11月号 特集*ドストエフスキー』(青土社

さすがにこれらはあきらめました。
◎『佳人の奇遇』(島田雅彦講談社
◎『国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて』(佐藤優新潮文庫

ちなみに今こんなのが溜まっています。
◎『犬身』(松浦理英子朝日新聞社
リーダビリティという点では、こちらも相当リーダービリティが高いです。なのになんで時間かかるんだ。

071023−071027

どうも忙しさの質的なものが変わってきた。当然のことだけれど、経営面での調整や判断に時間を割くことが増えてきた、ということだ。いずれも、時を刻むようにたんたんと進むものではないだけに、バッファの読みが必要ではある。調整のミーティングは、ほとんどといっていいくらい時間通りには終わらない。数字的なことを計算しだすと、知悉すべきデータにきりがないことがわかる。今月は、遊興もあって、ほんとうに時間がない。久しぶりに睡眠時間の調整期に入らなければならないかもしれない。

◎071023_TUE:営業的な成果物を仕上げることに注力する。夜中に渋谷のTUTAYAで、ブルース・スプリングスティーンの『Magic』。すでにほとんどの曲をネットで聴いていたとはいえ、やはり圧巻ではある。唯一、問題を提起するとすれば、曲数の少なさ。あっという間にディスクが終わってしまう。いまどき11曲(+シークレット)ってのは珍しくないか。レヴューは、あらためて。最近メンテナンスしていないA-sideで。

◎071024_WED:午前は、人事的なことを発表・報告する会議。こういうのを諳で話し始めると、絶対漏れがでてしまって、その漏れがいわれのない誤解に発展するので、いちおう早めに出社してメモをつくっておく。しかし、一方で、諳んじても漏らさない男であるというトレーニングもつまなければならない。保坂和志の『「三十歳までなんか生きるな」と思っていた』が10月中旬くらいに出るという噂もあったので、ABCにいくが、なんの予兆もないくらいに書店は静かであった。そういえば、ここ2週間ばかり、本を買っていない。これはかなり珍しいわけだが、今月末のアーヴィングやマルケスの新刊祭を考えると無理して買うのは得策ではない。

◎071025_THU:今日は遊興のため半休することもあって、クライアントとの打合せを朝9:00からにしてもらった。よって7:00起床。いったん会社に立ち寄り、プリントアウトや資料の準備。みっちり13:00まで会議。いそぎ品川に向かい帰阪。そう、遊興の中身は、「SHOGO HAMADA ON THE ROAD 2006-2007@大阪フェスティバルホール」。ほんとうにチケットが取りにくくなってしまったので、きっと15年振りくらいだろう。しかもホールコンサートとなると20年はゆうに超える。そして久しぶりの浜田省吾のパフォーマンスは、久しぶりだから、というだけでは言い尽くすことのできない、すばらしいものとなっていた。むしろ、見直した、といってもいいかもしれない。これも詳細は、A-sideか。トリプルアンコールというツアープレミアもあって充実した時間を過ごすことができた。なによりの収穫は一緒にった娘が、浜田に関心を寄せ始めたことだ。しかし、関心を持たれ始めた浜田は、もう老齢に達する。Springsteenのような昇華ができればよいのだが。

01 A PLACE IN THE SUN
02 光と影の季節
03 この夜に乾杯!
04 HELLO ROCK & ROLL CITY
05 バックシートラブ
06 終りなき疾走
07 君に捧げるlove song
08 ロマンスブルー
09 サイドシートの影
10 路地裏の少年
11 ある晴れた夏の日の午後<ショートムービー>
12 初恋
13 BIG BOY BLUES
14 土曜の夜と日曜の朝
15 Thank you
16 I am a father 
17 J.BOY
18 家路

01 ラストショー
02 ON THE ROAD

03 君と歩いた道
04 ラストダンス

05 日はまた昇る

◎071026_FRI:大阪の事務所。AM:会議1本、PM:会議2本、夜:会議。合間をぬって、人事考課と月曜日提出の営業仕事。営業仕事は予定どおり土日にもつれ込む。そんな状態にもかかわらず、にもかかわらずだ、突如、Outlook Expressが死んでしまった。メールサーバーには到達するが、データを落とすことができない。たまりにたまっている過去のメール、なんとかしたほうがいいんじゃない?という警告はなんとなく受け取ってはいて、ちょっと面倒だけどいよいよ最適化を発動させなければならないと思っていたのだが、こうなってしまっては、最適化も効かない。修復に時間をかけているわけにもいかないので、これを機会にThunderbirdに乗り換える。OEからのインポートも完璧にうまくいき、半日かけて、ようやく慣れてきた。23:00前帰宅。

◎071027_SAT:2週間ぶりのティップネス。最近は年のせいかコリオグラフィが覚えられず、そろそろゴールが見えてきたのかな、と思っていたのだけど、今日は比較的うまく所作をこなせた。きっと疲れていたのだろう。昼過ぎ帰宅して、仕事。仕事にあきたら、ストレス解消に例の十大小説とかロック名盤とかベスト・ワースト発明なんかを考えてみる。とりあえず、ひとつふたつ。

■家に2種類・2冊以上ある世界十大小説。

百年の孤独
カラマーゾフの兄弟
『グレード・ギャツビー』
ライ麦畑で捕まえて/キャッチャー・イン・ザ・ライ
『野生の棕櫚』
響きと怒り
『白鯨』
『明暗』
『こころ』
コインロッカー・ベイビーズ

うん、なんかちょうどいい感じだ。

■リアルタイムで聞いたいろんな音楽ベスト
:つまり新譜がでたタイミングで聞いたもの。物心ついていたときにすでに発売
されていたものは含まず。1アーティスト1枚。

『THE RISING』Bruce Springsteen
『GHOST IN THE MACHINE』The Police
『JAZZ』QUEEN
『TIME』ELO
『HOLD OUT』Jackson Browne
『PARDISE THEATER』Styx
『HOW TO DISMANTLE AN ATOMIC BOMB』U2
『Gate of The Promised Land』浜田省吾
Scarecrow』John Mellencamp
『The Final Cut』Pink Floyd
『予感』中島みゆき

ちょっと整理と解説が必要だな。

■もっとも聞いたんじゃないかと思われる曲ベスト10。

『Day in the Life』(The Beatles/Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band)
『Synchronicity II』(The Police/Synchronicity)
『Acquiesce』(Oasis/The Masterplan)
『Born To Run』(Bruce Springsteen/Born To Run)
『終わりなき疾走』(浜田省吾/Homebound)
歌うたいのバラッド』(斉藤和義/Because)
『The Load-Out〜stay』(Jackson Browne/Running On Empty)
……息切れ。これらも定かじゃないのであらためて考え直す。

一連の私家版プロジェクトは、確かに何かの浄化作用がある。

71022_プロフェッショナル仕事の流儀

夜中に『プロフェショナル仕事の流儀 背伸びが、人を育てる 校長・荒瀬克己』。途中からの視聴となったけれど、これは勉強になった。もう一回、再放送しないかな。公式サイトをみながらいくつかキーワード。

●ぼんやり見る:「校内を漂うように歩く」とあるが、これはMBWA(Management By
Wandering Around) に近い。そこで発見できることはおおいにあるだろう。
●リーダーは渦中に入ってはいけない:実際問題としては、渦中にはいらざらるえないこともあるだろう。ただし、それは体まで。心と思考はつねに外に置く。
●直球で勝負する:『プロフェショナル仕事の流儀』の過去のプログラムにも同じような発言をした人がいた。弁護士、村松謙一。「窮地を救うのは正直」。変化球が投げられない者は、ずいぶん勇気づけられる。
●背伸びが、人を育てる:「知りたいことを知ろうとする」状況をつくりあげるという話とシンクロするが、いくつかの発想のなかで、もっとも実践が難しいかもしれない。ここに「モチベーション」という概念を提起すれば、ストーリーはわかりやすくなるのだが、現在的に語られている「モチベーション」とは少しニュアンスというか発想が違うような気がする。うーん。一足飛びの背伸びではなく、少しづつバーをあげていく、ないしは、逆ゆでガエルのような外環境をつくりあげていくといったようなことか。
●(リーダーとは)やるべきときにやるべき場所にいて、やるべきことをしっかりする人:この言葉の正しさは、過去のリーダーをトレースしてみればよくわかる。
●人事を尽くして天命をまつ:この箴言は自動化してしまっていてほとんど効力を発揮しないようにみえるが、自動化するほど実践できていない。もちろん重要なのは「人事」を「尽くす」こと。
●具体的なキーワードではないけれど、重要なシーン。生徒が悩みながら考えた環境サミットの宣言文を教育委員会に答申する際の「○○が考えつくした宣言文を、ファクスで送るだけなんてだめだ。持ってかないと。俺、いってくる」というアクション。いくつかの点でとても重要だ。

しかし、堀川高校の彼女はがんばっていたな。

http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/071016/index.html

071015-071021

いそがしすぎて、セカイ十大小説も考えられなかった。無念。
15日月曜日くらいからのかなりアバウトなライフログ

◎071015_MON:火曜日も大阪で会議予定なので、週末から引き続き大阪の事務所。大阪のデスクは隔離された場所にあるため、ちょっとした集中力が必要な作業を抱えているときは好都合だ。今回もうまくことが進み少しは気が楽になる。23:00くらいまでの作業で60%方完成。

◎071016_TUE:クライアントの会議@梅田周辺。なんとか今後の進め方が見える。夜、東京移動。新幹線では昨日の企画の仕上げをしながら、『Harvard Business Review 11月号 一流の経営』。総集編みたいなものだけれど、世界のエクセレント企業の経営技法がもれなくわかって、自社のマネジメントに、具体的に、当事者として役に立つ。たとえば、セムコ社の同心円3階層マネジメントとか(とくに円心の「カウンセラー」という言い方)。

◎071017_WED:午前中は社内会議。午後からは、プライベートミーティングをはさんで、2つの企画作業。完全にこもる。

◎071018_THU:昨日までの企画資料をもとにした打合せ3発。少し淀んだが、よりシンプルな方向がみえる。帰社して夜中まで企画を完成させようと意気込むが、昼間の会議がことのほか集中力を剥いでいたようで、時間がかかる。

◎071019_FRI:神泉→渋谷→虎ノ門→渋谷→元町・中華街→ホテル→喫茶店→大桟橋ふ頭→洋上→夕ごはん→洋上→夜食、というかビール→寝る

◎071020_SAT:起きる→洋上→朝ごはん→洋上→ビール→犬身→昼ごはん→洋上→仕事メモ→おやつ→洋上→神戸港・中央突堤シャトルバス→JR神戸駅→JR新大阪→自宅→完全に拘束されてしまい、頭のなかをまったくカラにできた良い機会。できれば、数年に一度はこういった場をもち続けたいものであり、でも持ち続けるためには……と考えだして胃が痛くなる……なんてことはなく、あくまでもポジティブにものごとをみつめようと思う→なんちゅうか、バカみたいなプロ野球の新しいルールに激怒しながら寝る→斉藤和義『I Love Me』リッピング→ おまけとしてついていたPV DVDをみる。「ベリー・ベリー・ストロング」はやっぱりいかしている→洋上でのちょっとしたインシデントへの対応策を考えながら寝る。

◎071021_SUN:法事。吹田→豊中阪神高速空港線阪神高速環状線→堺→26号→和泉府中西教寺→墓→北信太→26号→阪神高速環状線空港線豊中北→千里阪急ホテル→自宅→いろいろメール処理→きつねうどん→バスの運転手に激怒〜クレーム電話。教育というよりは人格の問題なので、着地点がみつからん→新大阪→のぞみ266号→急な仕事対応→品川→渋谷→神泉→駅内のデイリーストアに酒が置いてあることを発見→飲み屋素通り→自宅→インシデント対応メール→寝る。よく移動した週末でした。

言葉はひとりで歩くよ。

コピーライターなる人種の分析がどんなに自社の商品やターゲットに対して頓珍漢であっても、それに対していちいちマジギレすることなく、寛容に対処する大人の態度を、多くのクライアントの方が身につけてくれることを切に望む。じゃ、もういいです。帰ってください。

大毅なる人種の技がどんなに国際ルールに対して頓珍漢であっても、それに対していちいちマジギレすることなく、寛容に対処する大人の態度を、多くのチャンピオンの方が身につけてくれることを切に望む。俺は寛容だったし、大人の態度をとっていた。そう思わないか?

そもそも世の中のすべての職業人をバカにしてるよなあ。面白がってばかりいないで、いちどみんなみたいにちゃんと批評してみよう。